一等三角点でパズルをする企画。日本の“絵”を完成させるべく踏行中
領域内の一等三角点のどれかに到達したらピース(青~赤)を置いています。
マップからプロットされるもの
一等三角点とは……?
日本は狭い、と思っている人が多いかも知れません。
けれど、実際は「日本はムチャクチャ広い!」のです。それは、山岳縦走や自然歩道歩きをしてみれば分かります。1日歩き続けたって、行程を日本地図スケールで見ると“点”にしかなりません。
――でも、高いところから周囲を見晴らしたなら、実際はもっと広い地域を目にしていることになります。半径10km……天候に恵まれれば30~40km先まで見晴らせるでしょうか。日本をくまなく、ということも、それなら可能かも知れません。
と、いうことを、国が地で行なったのが三角点です。
領土測量のため、明治時代の初めから各地に設置していった石の標柱。その上に櫓を組んで隣の三角点まで正確な距離を測定する、ということを繰り返し、国土を正確に測っていきました。最初に設置された一等三角点本点は約45km間隔で、日本に370ヶ所あまり。次に設置された補点が約25km間隔で600ヶ所あまり。
従って、各地の一等三角点を回れば日本国土をくまなく「観る」ことが出来るというわけです。観光=観国之光の言葉の通り、国の“光”を観る「巡り旅」です。
⇒ 三角点の詳細は 国土地理院 で。