- 紀ノ川の流れを後に残し、高野山参詣の緒につく -
【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 35.高野明神ゆかりのみち
【コ ー ス】南海 九度山駅~真田庵~慈尊院~六本杉峠~丹生都比売神社~二ツ鳥居~古峠~南海 上古沢駅
【距離高度】11.4km、90m-640m-230m
【踏 行 日】2008年11月上旬、2014年2月上旬
高野山の参道の1つ、町石道を歩きます。
この高野町石道は『紀伊山地の霊場と参詣道』で世界遺産登録されています。町石道の始点である慈尊院・丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社、丹生都比売(にうつひめ)神社も世界遺産登録。本コースはまさしく、世界遺産を歩く道です。
――もっとも、本コースでは柿畑・ミカン畑を登り詰めて目にする紀ノ川・和泉山地の大展望が印象に残っています。町石道は実際のところ、濃い林の中の尾根道歩き。等間隔で町石が立っていることを除けば、ふつうの登山道を歩いている感覚と変わりありません。人工林なので秋の紅葉も望めず、コース上からの見晴らしも、序盤以外はありません。町石道では、ランニングしている人を良く見かけます。
六本杉峠で、町石道から逸れます。天野の里へ下りていくのです。着いたところは四方を山に囲まれた田園地帯。
――ここに、本コースの最大の目的地・丹生都比売神社があります。天野の里の静けさに不釣合いなほど立派な春日造りの社。バス停もあり、観光客の姿も目立ちます。
さらに八町坂を登り返して稜線に至り、上古沢へと下りていきます。