- 大阪府・兵庫県境にある霊場・能勢妙見へ長い長いアプローチ -
【公式案内】大阪府、なし
【コ ー ス】倉垣バス停~歌垣山(553m)~堀越峠~妙見奥ノ院~野間大原~妙見山(660m)~初谷渓谷~妙見口駅
【距離高度】13.1km、253m-660m-190m
【踏 行 日】2009年9月中旬
おそらく、能勢妙見山は北摂で一番登られている山だと思います。
――高度こそ660mと低山に分類されますが、山上には天然記念物のブナ林が広がり、また星嶺を始めてとして妙見宮の施設、旅館、土産物屋が立ち並びます。また、山上へは複数のハイクコースがある一方、駐車場やケーブル・リフトもあってアクセスが容易です。日祝日には山上部へ至るバスも出ています。休日の山上は、本当に賑やか。
本コースは、そんな妙見山に北側の山稜線を辿って到達するコース。前半は歩く人をほとんど見ない、静かな道です。出発点の倉垣も、山に囲まれた能勢地方の長閑な田園地帯。
歌垣山までは、まっとうな登山道を登ります。稜線の車道に出たら、左に曲がって男山に寄り道しておきましょう。一転、南下を開始して、立派な三角点のある女山から堀越峠へ下りたら、以降は暫く車道歩きとなります。
妙見奥ノ院までは結構な登り返しです。こちらも鞍部に出たら、奥ノ院へは少しだけ寄り道。野間大原に下りると、本コースでは唯一の山里区間。府道に下り、ヘアピンカーブで府道から逸れると、本滝寺を突き抜けて妙見山登山道に入ります。。
妙見山山頂部は、おおさか環状自然歩道と2本の近畿自然歩道が交わる要所です。せっかくなので能勢妙見宮には立ち寄っておきましょう。
妙見山から東の府道732号へ進みますが、山道のショートカットも使えます。初谷出合で府道と分かれ、山道を伝って沢の源頭部へと降りて行きます。
以降は、気持ちの良い渓谷歩きとなります。コース名に冠せられたような自然の多き道です。何度か渡渉するので、増水時はやや注意。
やがてダートの林道へと移り変わり、突然、山里の田園地帯に出ます。そのまま車道を真っ直ぐ進むと妙見口駅です。