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【公式案内】兵庫県 > 兵庫の自然 > 兵庫の自然歩道 > 山陽路ルート > 33.猪名川渓谷　知明湖畔のみち

【コ ー ス】妙見山上バス停～黒川～知明湖キャンプ場～一庫公園～一庫ダム～日生中央駅

【距離高度】12.3km、620m-120m

【踏 行 日】2006年6月中旬、9月下旬、2014年5月下旬

西日本の自然歩道版・山陽路は、能勢妙見山から始まります。その道は兵庫県を貫いた後、岡山県境で中国自然歩道に接続し、広島県、山口県を横断して本州西端の関門海峡まで延びています。そういう意味で、本コースは日本の自然歩道の要所、と言えるでしょう。

……と、そこまで行かなくても、本コースは兵庫県の近畿自然歩道・山陽路ルートの最の起点。猪名川町を巡るコースで、知明湖の湖畔歩きがメインという特徴があります。ただ、それだけにアップダウンがほとんど無いので、途中の県立一庫公園に寄るのもお勧め。湖畔の駐車場から急階段を登っていきます。さらに知明山山頂まで森の中の遊歩道が伸びていますので、歩きが物足りないと思ったら往復してくるのも一興。

一庫ダムまで到達したら、あとは車道を緩やかに下っていくのみです。一瞬、山里の雰囲気になりますが、すぐ町中へと成り代わり、日生中央駅に到着。

本コースには、何度か変遷があったようです。

まず、最初に兵庫県が独自に整備した「山陽自然歩道」として開通しました。妙見山上には、今もその起点道標が立っています。そしてその後、環境省が策定した近畿自然歩道に組み込まれることになりました。その時点では黒川から高代寺へ登り、新光風台住宅地の北端に下りて、知明りんどう橋で現コースに合流していたものと思われます。今では、黒川から、そのまま真っ直ぐ知明湖に下りていくフラットな道筋に変更されます。

また、一庫ダムの先も、ダムの下まで降りてから駅へ向かう公式案内も見られますが、現地の道標では県道604号を真っ直ぐ進むよう指示されています。

自然歩道も、年月が経つと「丸く」なっていくものなのでしょうか……。

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