- 山上の御師集落から遙か東京を眺める -
【公式案内】東京都環境局 > 関東ふれあいの道 > 6.杉の木陰のみち
【コ ー ス】上養沢バス停~養沢鍾乳洞~日の出山(902m)~武蔵御嶽神社~御岳山(929m)~御岳渓谷~御嶽駅
【距離高度】11.5km、360m-929m-245m
【踏 行 日】2020年12月下旬
とても東京都らしいコースだと思います。
――当然ですが、知名度や人の歩く人の多さは高尾山を擁する「鳥のみち」がダントツであることは揺るぎません。ただ、そちらは奇跡的に自然林が残された都会のオアシス的空間であるのに対し、こちらは登りでも下りでも杉林ばかり。駅が起点となり、山上の寺社を訪れるというコース構成は同じでも、雰囲気は全然違います。特に、高度1,000m近い山上の地に普通に集落があるのは都民にとっては驚きでしょう。
もちろん、この高さからの東京都心への眺めはタワマンのそれの比ではありません。
このコースは他に2つ見所があります。1つは日の出山からの眺望で、こちらは一転、山らしい山です。御嶽神社から山稜線を伝って小一時間で到達できるのでロープウェイで上がってきた軽装の観光客も見掛けます。
そしてもう1つが御岳渓谷です。河岸に遊歩道があって水音を聞きながら渓谷美を楽しむことが出来ます。下山してから駅までの区間、車道を歩くより多少長くなりますが、こちらの遊歩道は歩いておくべきでしょう。
アクセスの良さは言わずもがな。自然歩道歩きの最初のコースに選ぶのも良いと思います。