- 岩湧山登山基地から林に埋もれる和泉山脈最高峰へ -
【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 1.南葛城山をたどるみち
【コ ー ス】神納バス停~岩湧寺~五ツ辻~南葛城山分岐~一本杉~南葛城山~大畑~蔵王峠~堀越~東谷バス停
【距離高度】19.7km、180m-922m-285m
【踏 行 日】2011年7月上旬、10月上旬、10月下旬
本コースは一言で言うと「地味」です。
目指すのは、和泉山脈の最高峰、南葛城山――なのですが、ハイクらしいのは岩湧山の登山道くらいで、あとは林道をいくつも繋ぎながら歩くことになります。二股に分かれた和泉山脈のうち、主稜線は南葛城山の方なのですが。
――というわけで、どうせなら陰と陽、南葛城山と岩湧山の二山を巡ってしまうのがおススメ。岩湧寺から「いわわきの道」を辿るのが正規コースのようですが、「きゅうざかの道」を辿ると岩湧山にショートカット出来ます。もっとも本コースは距離が長い上、終着点の東谷のバスの便にも難があります。早発ち出来なかった場合、岩湧山に立ち寄るのは素直に諦めた方が良いでしょう。
そして、南葛城山分岐からはダイトレを離れ、いよいよ林道ベタ歩き区間となります。丈高いヒノキ林が延々と続き、展望はありません。ハイカーの姿を見かけるのも稀です。林道を1本移り、一本杉を通過すると、ようやく南葛城山山頂。こちらも林の中。
南葛城山の先は道標が減り、幾つもの道が交差して道が辿り辛くなります。だいたいが稜線の少し南斜面の道を進みます。迷ったら、とりあえず稜線に上がってしまうのが良いかも知れません。
最後、大きく転回して大畑の集落に下りて行くと、ようやく視界が開けます。紀伊山地と紀ノ川への展望です。
この先は全て車道。蔵王峠まで上がって稜線に戻ると、その先に意外な田園風景。タワを超え、堀越観音で一息入れたら、あとは一気に下るのみ。そして、東谷の手前で本コース唯一の「近畿自然歩道」道標に出会います……。
東谷バス停は、かつらぎ町コミュニティバス。JR笠田駅までの便があります。