- 府県境の山からサクラ咲く西行法師終焉の地へ下りていく -
【公式案内】大阪府、なし
【コ ー ス】大和葛城山~弘川寺歴史と文化の森~弘川寺~河内バス停
【距離高度】4.3km、959m-185m
【踏 行 日】2013年5月中旬
大和葛城山に絡む3つの公式コースのうち、本コースだけが下山のルートを示されます。
――実際のところ、本コースは下山路として使うのが良いかも知れません。見所が少なく、また山道としてもワイルドさが不足しています。植樹林が多いのも行程を長く感じさせます。反面、道幅が広くて歩きやすいのは下山路向きだと思います。もっとも、分岐が多い割には道標が少ないので、地図は必携。
そして、本コースのベストシーズンは何と言っても4月上旬。弘川寺のサクラは有名で、山肌を淡いピンク色の花が飾る風景を目にすることが出来ます。葛城山上で春のエフィメラルことカタクリの花を見て、弘川寺でサクラを見るのが狙い目ですが、時期が僅かにずれているので難しいかも知れません。
他の季節であっても、弘川寺には観光客が訪れています。西行法師の墓には立ち寄っておきましょう。
本コースのアクセスですが、葛城山には葛城ロープウェイでの登ってしまうのが一番楽です。もしくは、大阪側から本コースで登り、葛城山上でゆっくりして下山にはロープウェイ、というプランもあると思います。
一方、本コースを下山で使う場合ですが、河内バス停は夜まで便があるので余裕があります。歴史と文化の森には複数のコースが巡っていますので、散策するのも良いでしょう。