- 生駒山地北端を掠める大阪府・奈良県境越えの道 -
【公式案内】奈良県 > 近畿自然歩道 > ガイドマップ(2-1.くろんど池を訪ねるみち)
【コ ー ス】JR藤阪駅~国見山~交野山~くろんど園地~くろんど池~高山城址~竹林園~上大北バス停
【距離高度】10.8km、50m-341m-160m
【踏 行 日】2009年12月上旬
生駒市は、奈良県でも最も北にある市。さらに高山はその中でも西に大阪府交野市・北に大阪府枚方市・東に京都府京田辺市が接するという、奈良県の舌端部です。
本コースは、大阪府交野市から生駒山の稜線に取り付き、その生駒市に抜けるコース。このあたりは、まだ生駒山地も200~300mほどの高さしかないので気軽に登ってこれます。山道率も高い上に設備は充実、展望も素晴らしいものを持っています。パッケージングという意味で好コースだと思います。実際、歩いている人の姿も多く見かけます。大げさなハイク装備も不要。
ただし、低いということは分かれ道が多いということでもあります。近畿自然歩道の道標も奈良県側にしかありません。大阪側では、様々な名の自然歩道の道標を追っていくことになります。
まず、藤阪駅から山稜線への取り付き。津田公園の手前で津田駅から伸びる国見山自然巡回路に合流したら、まっすぐ東へ――と言いたいのですが第二京阪道開通につき府道736号に迂回が必要になりました。
また、交野山からくろんど園地までの道筋も若干分かりにくいです。府道7号に出たら大阪側に少し下って左折。
黒漆池は山間部にある溜池ですが、生駒山地の一角に位置することもあり、売店・旅館もあってちょっとした観光地の雰囲気。ガチョウに餌をやる人々、遊覧船に乗って池に遊ぶ人々、釣り糸を垂らす人々など、みな思い思いに楽しんでいます。
一方、府民の森・くろんど園地は府県境にある自然公園。標高は200m程度ですが、園内は広く、散策路が幾つも巡っています。四季折々、散策するには良い道。
他には、やはり高山竹林園が見所となるでしょうか。奈良県生駒市の高山地区は茶筌の産地で、冬には竹干しが見られます。資料館などもあって、ゆっくり寛げるところ。
ちなみに、奈良交通・上大北バス停の富雄駅(学研北生駒駅経由)への便は1時間に1本程度。