五條、維新をたずねるみち

－江戸時代の雰囲気を感じることができる五條の町並みを抜けて－

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【コース】五条駅～新町通り～大和二見駅～生蓮寺～天法輪寺～上野公園～隅田駅

【距離高度】6.5km（推定）、115m-85m-110m

【踏行日】2009年7月中旬

奈良県西端にほど近い五條市は歴史と文化の街。観光地としても見所の多い土地ですが、近畿自然歩道としても要所。金剛葛城山地東麓を南下してきた紀泉伊勢南街道ルートが、方角を東に転じて三重県へと向かうポイントであると同時に、和歌山県へ向かう高野龍神ルートの基点にもなっています。駅前には、そのことを示すコース案内が立ちます。

とにかく、本コースの見所は新町通り界隈の家並みです。五条駅から本陣交差点に進み、地下道を渡って吉野川に向かう途中、右手には国の重要文化財である栗山邸が現れます（「公開してません」の張り紙のある民家）。さらに右手の路地に入ると、時代を巻き戻したかのような風景になります。コースは通りを真っ直ぐ突き抜けて行きますがそれは勿体ありません。一ツ橋から宝満寺へと逸れ、民家の間の小路を探索しておきましょう。

新町通りを西に歩き抜けると、やがて二見の大ムクへの分岐。5分ほどの寄り道です。さらにJRの線路を越え、生蓮寺を過ぎると吉野川を挟んで高野山方面への見晴らしが開けます。

後半は地味な道となります。転法輪寺で『大和街道江戸の町並みを訪れるみち』と分かれ、しばらく国道歩き。左折すると上野公園に到着します。休憩するには良い場所。

あとは淡々と進みます。落合川を渡って和歌山県に入れば、終点の隅田駅はすぐ。

全線車道で道標も十分、始点・終点はJRの駅という、お手軽な半日お散歩コース。

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