- 主役は成羽川、遡上し日本最大の重力式アーチダムに相対 -
【公式案内】岡山県 > 中国自然歩道 > (吉備高原横断ルート) 3.成羽川の渓谷と巨大ダムを眺めるみち
【コ ー ス】布瀬橋~志藤橋~黒鳥ダム~浄福寺~全通橋~田原ダム~新成羽川ダム
【距離高度】13.3km、100m-240m
【踏 行 日】2013年11月下旬
上池の新成羽川ダムは堤高103mの巨大さ。重力式アーチダムで湾曲が美しい
下池の田原ダム。堰堤41mの重力式コンクリ
逆調整池の黒鳥ダム。堰堤15.5mの重力式コンクリ
全通橋付近は岩をえぐり取った道が続く
成羽川沿岸の紅葉
新成羽川ダムは日本に12しかない重力式アーチダム。しかもこのダムはその中でも最大規模を誇ります。東海自然歩道の京都区間でも同じ重力式アーチの高山ダムが見られますが、なかなか貴重な体験になることは確かでしょう。
加えて本コースでは新成羽川ダムだけでなく、下流に下池の田原ダム、逆調整池の黒鳥ダムも見られます。かつては原子力、今では太陽光や風力の変動平準化として使われるようになった揚水発電の仕組みを目で見ながら確認することが出来ることでしょう。本コースはある意味、電力の道。
もちろん、成羽川中流域の渓谷美も見どころです。切り立った白い岩壁に映える紅葉を眺めると岡山に来たことを実感することでしょう。
成羽川の左岸を歩いていく
浄福寺
本コースは成羽川沿いをひたすら辿る全線車道のウォーキングコースで、基本的に穏やかに上っていく(または下っていく)だけです。注意点は新成羽川ダムへの交通アクセスが無いことです。県道33号にバス路線がありますので、隣の天神山コース途中の天神山登山口バス停まで歩き切ることが現実的ですが、距離はそれなりに長くなります。