烏帽子岩山ルート

－痩せた尾根上から瀬戸内海を透かし見る－

【公式案内】広島県＞自然歩道＞（５）烏帽子岩山＞歩道図

【コース】小屋浦駅～二艘木～深山の滝～呉市野営場～中山～上山～烏帽子岩山(410m)～鳴滝～鍋土峠～松ヶ丘バス停

【距離高度】12.5km、330m-130m-410m-160m

【踏行日】2012年12月中旬

広島湾に安芸小富士を擁いた似島が浮かぶ。その手前に峠島、左に屋形石。広島市街は雪雲の下。烏帽子岩山より見る

烏帽子岩から江田島の眺望。見えるは、小用の港

痩せ気味の尾根の稜線道が続く

烏帽子岩山(410m)山頂

広島県の瀬戸内海大展望コースも、屈折点である烏帽子岩山で視界が切り替わります。広島湾に浮かぶ大小の島々を西から眺め透かす展望と、斎灘（いつきなだ）そして四国連山を北から眺め通す展望の切り替わりです。烏帽子岩山稜線では、それらに加えて内陸側への展望もありますので、ぜひ空気の澄んだ日に訪れて欲しいと思います。

――この、烏帽子岩山自体は高さ410mと低山でも低い部類に入りますが、ロッククライミングがさかんなことから分かるように、岩稜が目立ってちょっとしたミニアルプス縦走っぽい雰囲気があります。難しいところや危険な箇所はありません。本コースの支線である二河峡コース（鍋土峠～二河峡公園～呉市二河球場前バス停）と組み合わせれば、ちょうど1日程度の軽ハイクとなります。

一方、前半のハイライトは深山の滝。確かに幽玄な雰囲気はありますが、近くの県道にはバス停・駐車場があるちょっとした観光地。

深山の滝。二段で、二段目が一枚岩？

呉市野外活動センター。つつじヶ丘キャンプ場がある

コース終盤、焼山の町に下りていく

いくつか注意点を。

二艘木から深山の滝に達した場合、一段目の滝の傍から二段目の滝下に下りる細い山道がコースとは別にあります。危なっかしいので使わない方が無難。滝下へは逆方向からすんなり行けますので。

呉市野営場では、建物（セントラルロッジ）の手前でコースは鋭角に曲がるので注意。公衆トイレとキャンプ場の脇を抜けていく道が正解です。

上山から5分ほど南に下りた地点で、道を少しだけ東側に逸れると、内陸方面への大展望の得られる岩場があります。休憩ポイントとしてお勧め。

松ヶ丘バス停の位置ですが、県道31号の焼山の町の最南部です。県道31号と県道278号との合流点から、呉二河峡ゴルフセンターに沿って進むと橋のある松ヶ丘団地入口交差点があり、その脇です。バスの便は呉駅方面へ多発。

コースマップ

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