

北アルプスは槍ヶ岳。日本第五位の高峰。
あまりにも有名過ぎて、とりたててここで書くことなんて無いのでは、というほどの超メジャー山岳。とは言っても、そう簡単には登らせてくれないことも、この山の魅力を高めています。
そして、その空にたて突く峻厳なフォルム。日本アルプスここにあり、といった感のある槍ヶ岳――その造形美はこの山の成り立ちにも因っていると思います。東鎌尾根、北鎌尾根、西鎌尾根、そして槍穂稜線――きれいに四方に伸びる尾根、その間をゆっくりと滑り落ちていく氷河が“槍”を磨いたのだと。


中部山岳国立公園の前衛が穂高岳としたら、奥座敷はこの槍ヶ岳。ある程度経験を積んだハイカーだけがこの山に到達できます。
さて、私がハイカーかは微妙ですが、この山には一度だけ登ったことがあります。詳しくは山行記を参照。

槍ヶ岳から富士山を見よう!


槍ヶ岳と富士山、お互いがよく見えるようです。
――ただし、撮影には成功していません。この山には1度しか登ったことが無く、しかもそれが6月の日帰りとなれば条件が厳しすぎます。富士山山頂から槍ヶ岳なら、結構見ているのですけどねえ……。
槍ヶ岳への登山道のうち、新穂高からのコースでは槍ノ肩に上がるまで、富士山はまったく見えません。眼前に槍穂稜線が聳えているのだから当然でしょう。一方、上高地から上がっても、高度2,700m以上、坊主岩小屋まで上がってようやく富士山が蝶ヶ岳の上に顔を出します。東鎌尾根も、ヒュッテ大槍の先まで下ると、もう見えません。総じて、山頂付近以外の富士眺望は厳しいでしょう。
例外は、槍穂縦走路の3,000m稜線。見放題です。
槍ヶ岳を日帰りで歩こう!

槍ヶ岳に一番近い登山基地は上高地です。従って最短で槍ヶ岳を目指すなら、前日のうちにバスで上高地に入り一泊して……ともう、ここで「日帰り」で無くなってしまいます。ランニング登山出来る方ならいざ知らず、普通、上高地に泊まらないでの槍ヶ岳日帰りは不可能です。
より長く、ハードな道となりますが、新穂高温泉の登山者用駐車場からのピストンというルートもあります。標高差2,000m超、19時間のコースタイム。日帰りも、相当頑張れば可能かと。ただし、夏山シーズン中だと登山道の渋滞に巻き込まれるため難しいかも知れません。かと言って秋だと日が短すぎ、梅雨時期だと残雪と天候との闘い。よほどの体力か、もしくは運が必要になるかも知れません……。
(と言いつつ、ネット検索掛けると、日帰り槍をやられている方が結構多くいてビックリです。モノズキデスネー)