- 大阪府と奈良県を隔てる山稜線が途切れる隘路を歩く -
【公式案内】奈良県 > 近畿自然歩道 > ガイドマップ(2-5.平野川のせせらぎと籏尾池を楽しむみち)
【コ ー ス】畠田駅~白山姫神社・香塔寺~平野古墳群~杵築神社~辰池~籏尾池~関屋駅
【距離高度】6.9km、40m-150m-75m
【踏 行 日】2009年2月中旬
二上山を間近にする "近つ飛鳥" と呼ばれる地域。奈良県と大阪府の間は生駒~金剛の山稜が横たわるのですが、この二上山北麓の地域だけはぷっつりと切れていて、簡単に横断することが出来ます。
本コースはその周縁を歩く、軽いウォーキングコース。標高150mほどの峠も越えます。
距離は6~7km。前半の寺社・古墳巡り、後半の峠越えと籏尾池の景観という、いくらか変化のある歩きが得られるのでお得です。ちょっと長いお散歩コース、と言う感じでしょうか。
コース上に案内板は見掛けませんでしたが、道標(ほとんどがポール状のもの)は多出。道迷いの心配はあまりありません……と言いたいのですが、序盤と終盤の住宅地では多少迷いました。ただ、そのあたりではあまりコースの道採りに拘ることは無いと思います。
なお、本コースだけでは物足りない向きには、関屋から関屋越えを経て河内国分駅まで進む、さらにはその途中から明神山稜線を辿って畠田駅へ戻る、という道も採れそうですが、道の状態などは不明。
JR畠田駅から西に進み信号のある国道168号の交差点を横断、その先の旧道に入って左折します。
そのまま南進、やがて道は国道に再合流しようとしますが、手前で右に逸れる小道に。田の中を進み左折、バス通りを横断すると白山姫神社の案内があります。
白山姫神社からも、ひたすら南進。要所には近畿自然歩道のポールが立つので、それを辿ります。右に公園と「太子道」の石碑を見て再び二車線の車道を横断、さらに南へ。
左に幼稚園、正面に志都美小学校を見る地点で行き当たり、進行方向が西に変わります。
ポールを辿って、住宅地の生活道を手繰ります。その先、右側に盛り上がった小丘が平野1号墳。
さらに西、杵築神社と正楽寺の隣には平野塚穴山古墳があります。見逃さないよう。
コースは住宅地を縫うように進み、さらに西へ。
左右には森、その合間には棚田が広がると道はダートに変わり、田を右に見ながら緩く上ります。左に並走する小川が平野川。
やがて棚田も尽きて森の中へ。山道を登っていくと、峠の手前で車道に復帰。そのまま見晴らしも何も無い峠を越えます。
周囲は住宅地に。道標に導かれて細かく曲がりながら、籏尾池へ向かいます。
その籏尾池は住宅地の傍にあるものの、回りは公園風になっていて寛げます。
南端の堰の上まで進むとコース一番の展望。
堰に付いた階段を下りて、車道まで進みます。
そのまま真っ直ぐ南。西名阪自動車道を潜るといったん右折、住宅地を通り抜け、再び西名阪自動車道に近付いたところで左折。
坂道を下り、関屋駅前から通じている車道に当たったら、あとは西に進むだけです。