- 太平洋の荒ぶる波頭とダンダラボッチ伝説 -
【公式案内】三重県 > みえの自然学校 > みえの自然 > 近畿自然歩道 > 近畿自然歩道コースガイド一覧 > 13.大王埼灯台を訪ねるみち
【コ ー ス】島茶屋バス停~畔名~大野浜~大井浜~崎山公園~大王埼灯台~米子浜~船越浜バス停
【距離高度】11.1kmkm、36m-1m
【踏 行 日】2013年9月下旬
三重県の志摩地方は、とかく英虞湾の景勝が有名ですが、もっと荒々しい外海を見たいというのなら本コースが最適でしょう。コース名を冠した大王崎は志摩半島の南東端に位置し、海の難所として知られています。
また、岬には崎山公園・大王埼灯台・八幡公園と、太平洋を見張らせる展望地が三箇所並びます。特に大王埼灯台は高さ23m、海上から測ると46mで、見張り台に上れば全方位の眺望が得られます。果てしなき太平洋の大海原。水平線の上には知多半島や渥美半島もよく見えます。
この景勝を見ようと人が集まり、周囲はちょっとした観光地に。また、コースから外れた立ち寄りポイントとして、波切の集落に汗かき地蔵や思案地蔵があります。
……と、そんな大王崎に時間を取られてしまうとは思いますが。
前後の道も良い雰囲気。畦名の前浜から大野浜までは海岸沿いの森の道ですし、いったん県道61号に引き戻った後は、これも雰囲気のある名田の集落を歩き抜けます。その際は、やや海から離れて車道を歩きますが、鰹節工場の先で再び海際に下ります。
大王埼灯台を後にした後は、波切墓地から枝線を辿って米子浜から大王埼灯台を見返しておきましょう。本線に戻れば、すぐに海岸に下りるやや荒れた地道、浜に一瞬でたら、あとは照葉樹の森歩き。あずま屋の建つ展望地もあり、静かに歩けます。
国道260号に出たら車道を歩いて船越まで進みます。船越浜バス停からは鵜方駅・御座港行とも1時間1本程度。