- 中国自然歩道・山陽コースの最高地点へ -
【公式案内】山口県環境生活部自然保護課 > 山口の自然公園 > 自然公園マップ(全体コース地図)
【距離高度】36.1km、95m-1,109m-832m
【踏 行 日】2013年3月下旬、10月上旬
【撮影機材】OLYMPUS E-5, ZD12-60F2.8-4, Panasonic LUMIX LX3, FUJIFILM XF-1
羅漢山展望台
羅漢山(1,109m)山頂。雨観測レーダーが見える。遠方には瀬戸内海際の広島市街も
らかん高原放牧場。牛が牧草を食む光景が見られる
島根・山口・広島県の県境に接して南北に渡る冠山山地。高度は1,300mを超え、三県の最高峰の恐羅漢山と寂地山も含まれています。
羅漢山は、その山地の南の一角。高度はやや落ちるとは言え、それでも中国自然歩道の山陽路コースでは最高地点。山頂からは三県の最高峰を見晴らすことが出来ます。登山コースも良く整備されていますが……残念なことに、山直から高度差300mほどの地点まで車道を歩いて登ることになります。登山、と言うには少し物足りないかも知れません。
それでも、本郷からの果てしなく長い林道アプローチの後だと、気分を一変させるには十分。それほど、本コースは見所がほとんど無かったりします。寺社も国穏寺・成君寺があるくらいで、後は本郷と府谷の田園風景で和むくらいでしょうか。
法華山を巻く林道を行く
参道のサワガニ
成君寺山門
本郷の棚田の秋景色
本郷総合支所
なお、本コースは36kmと長丁場の上に、コース起点の一方は人里離れた山の上の県境です。1日で歩き通すのは、ほぼ不可能。必然的に、本郷でコース分割することになるでしょう。それでも、県境越えのコースは時間的になかなか厳しいです。時間が無ければ生山峠から中道の集落を突き抜け、国道186号の広電バス・出合停留所に出るしかありません。(津田バス・中道線はH23より予約制になりました)
府谷の春景色
錦川鉄道錦川清流線・錦町駅
本コース、要所に道標があったり、無かったりします。まず分かりにくいのが、「らかん高原」が2つあること。1つは錦らかん高原、1つは本郷らかん高原です。そのどちらからも山頂まで中国自然歩道の正規のコースですが、錦らかん高原から尾根の山道を伝って小羅漢、羅漢山と進むのが本線となります。
その、錦らかん高原を西から巻くように登る道がある筈なのですが……取り付きを見付けられませんでした。