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社寺と渓谷を訪ねるみち

 - 長野山のブナ原生林と紅葉の名所を訪ねて -

 

【公式案内】山口県環境生活部自然保護課 > 山口の自然公園 > 自然公園マップ(全体コース地図)

【距離高度】29.9km、377m-1,015m-95m

【踏 行 日】2012年9月下旬

【撮影機材】OLYMPUS E-5, ZD12-60F2.8-4, SIGMA DP2 Merrill, Panasonic LUMIX DMC-LX3

鹿野~五万堂渓谷~長野山~木谷峡~広瀬~錦川鉄道・錦町駅

長野山のブナ原生林

長野山ブナ原生林。ブナ自生地としては本州南限に近い

赤滝

赤滝。滝上に行ける側道があるものの、見晴らし悪い

本区間は単純で、長野山に登って下りるだけのコース。ただし、30kmという距離があるのは、その前後のアプローチが非常に長いためです。

内訳は以下。

――ここで山道なのは(2)のみ。後は全て車道歩き。

長野山緑地公園

長野山緑地公園。トイレ、自販機に食堂まである

長野山山頂

長野山山頂(1,015m)には車道が取り巻いている

長野山ですが、登山と下山ではだいぶ印象が異なります。鹿野の町から9kmもの長いアプローチを経て到達した登山口にあるものは道標1つと赤滝の解説板のみ。登山対象の山では無いのでしょう。また、五万堂渓谷の沢道も荒廃気味。さらに高度差300mの丸木階段を登り詰めて稜線に出ます。ハイカーも見かけず、かなりの山深さを感じる道。

……ところが、飛び出した山上は公園風。車道が巡り、開放的な雰囲気。

ライオン岩

鹿野のライオン岩。岩屋山観音堂を覗く

五万堂渓谷

五万堂渓谷の桟橋。やや頼りない

漢陽寺

木谷峡・鹿落ちの滝。落差40mあまり

展望もよく、遊歩道もあって寛げる山頂ですが、本区間は長距離コースですので長居はしていられません。

下山は車道を伝っての長い長い下り。車の往来も比較的あって、山登りの時のひと気の無さは何だったんだ、と感じます。

そして、途中から現れる木谷峡は紅葉の名所。

馬糞ヶ岳

広瀬より錦川。見えているのは馬糞ヶ岳(985m)

通行止め

「これから先の道路は平瀬ダムの貯水池に…」

ただ、木谷峡の滝のうち、鹿落ちの滝・黒滝はあまり見晴らしは良くありません。さらに初瀬の滝は現在、目にすることすらできません。というのは、コースが途中、通行止めになっていてそちらへ向かえないからです。どうもこのあたり、ダムが出来て水没する模様。国道434号まで出て左折、木谷原トンネルを潜ってから左折してコースに戻ります。迂回の案内は一切ありませんでした。また、どのようにコースが付け替わるかも不明。

コースマップ

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