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吹屋ふるさと村と彩りの山里宇治を結ぶみち

      - 見どころ多き観光地を巡り歩き、静かな山里へと向かう -

 

【公式案内】岡山県 > 中国自然歩道 > 吉備高原横断ルート:5.吹屋ふるさと村と彩りの山里宇治を結ぶみち

【コ ー ス】吹屋ふるさと村~ベンガラ館~笹畝坑道~広兼邸~備中宇治

【距離高度】8.8km、510m-340m

【踏 行 日】2011年10月中旬

吹屋ふるさと村

伝建地区・吹屋ふるさと村の路地

吹屋小学校

吹屋小学校。2012年廃校だが、その5カ月前の姿。今は観光施設に

広兼邸

広兼亭(ひろかねてい)

吹屋の町並

吹屋の町並を本山山神社境内から

笹畝坑道

笹畝坑道は延長320mの観光坑道。入場料¥400

観光バス

ボンネットタイプの巡回観光バス。季節運行

観光地を歩くコース、と言って良いでしょう。銅や弁柄(ベンガラ)の生産で栄えた吹屋の町並みは伝承的建造物群保存地区として今に残り、県内外から大勢の人が訪れています。大型の観光バスが乗り付け、路地には観光客が闊歩し、土産物を買い求めています。中国自然歩道でこれほど人を見る区間は珍しいと感じるでしょう。あと、旧吹屋小学校には立ち寄っておきましょう。小学校の裏手の木立の中に路傍休憩所があるのですが、自然歩道ウォーカーのための休憩施設で、観光客はあまり訪れません。

その後、観光客は巡回バスや自家用車で吹屋の観光スポットを回りますが、本コースはもちろん、それらを歩くことで繋げます。吹屋から車道を巡ってベンガラ館へ、さらに笹畝坑道を過ぎてからは少し長歩きとなり、やがて広兼邸の真下に出ます。かつての豪商の邸宅ですが、それよりも映画『八つ墓村』のロケ地として有名となりました。ここには休憩施設や土産物屋もありますし、巡回バスも出ています。観光区間はここまで。

その先は一転して静かな里歩きとなります。山あいの道から島木川流域の盆地状の地に出たら右折し、宇治の里を歩いていきます。東海自然歩道で訪れる宇治は茶の名産地ですが、この宇治にも備中宇治茶というのもあるようです……。

アカマツ

空に伸びるアカマツが印象的

宇治

宇治の山あいの田園地帯

スジボソヤマキチョウ

スジボソヤマキチョウ

元仲田邸

元仲田邸くらやしき

コース終点は元仲田邸。江戸時代の「庄屋」の流れを汲む、明治中期の住宅建築です。

――その前に備北バスのバス停があります。また、吹屋にも高梁駅からのバス(所要約1時間)がありますので、本コースは総じて交通アクセスのしやすい区間と言えます。道標の数も必要十分で、迷うようなところはありません……と言いたいのですが若干あります。道標の方向が怪しいと感じたら地図を確認しましょう。

コースマップ

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