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羽山渓の自然を訪ねるみち

- 石灰岩層を穿つ羽山渓谷と共にゆるゆると下る -

 

【公式案内】岡山県 > 中国自然歩道 > 吉備高原横断ルート:6.羽山渓の自然を訪ねるみち

【コ ー ス】備中宇治~羽山渓~枝の不整合~成羽の化石層~成羽(総門橋)

【距離高度】9.4km、80-340m

【踏 行 日】2011年10月中旬

路傍休憩地

路傍休憩地

ショウリョウバッタ

路上のショウリョウバッタ

島木川の岸を歩く道。それ以上でも、それ以下でもありません。

――何も考えずに歩いていると本当にそれで終わってしまいます。しかも島木川の川面は案外遠く、木々の狭間に見え隠れする程度。終盤、ようやく滔々と流れる島木川を眺めながら歩きますが、高梁川に合流するのを見て終わり。コースもそこが終点です。

片洞門

片洞門。岩の波に飲み込まれそう…

羽山渓核心

穴小屋の鍾乳洞入口。県道のトンネルも鍾乳洞

なので、路傍休憩所から、その先のトンネル出口、そして次のトンネルの入口までの区間、時間をじっくりと取るべきです。特に1つ目のトンネルの先の斜道を下りると羽山渓谷に下りられる……ハズです。はず、というのは私は時間がなくて通り過ぎてしまったため……。とにかく、その付近では島木川V字渓谷、不動の滝、天龍ヶ淵が見られるはずです。また、穴小屋の鍾乳洞は県道脇から潜っていくことが出来ると言います、ランプ必須で中は迷宮状とのこと。流石に自然歩道歩きで洞窟探検はオプションでしょう。

それと、地質学的にも興味深いコースらしいです。らしい、というのは自分の不勉強のせいなのですが……。日本の地層活動は世界に類を見ないほど活発であり、羽山渓や枝の不整合でその様子を目にすることが出来ます。

羽山渓

島木川の渓谷部が羽山渓。高梁川の支流

枝の不整合

枝の不整合、と言われても…

総門橋

成羽の総門橋。バス停は橋の向こう

加えて、有名なのは成羽の化石層。貝化石の産出地として知られている地です。こちらも、コースから200mほどの寄り道が必要。枝の不整合も50mの寄り道(?)が必要なのですが、こちらは正直、どれが「不整合」なのだか分からず……。

本コース、道標は必要最小限です。枝道を指し示しているように見える道標もありますが、本コースは全て道なり。島木川を、前半は右手、後半は左手に置くように歩きます。

そして最後、成羽の総門橋を渡った国道313号(たいこまるプラザ)で高梁駅行きバスを待ちますが、土日の便は早くに終わってしまうので必ず帰りのバス時刻は把握しておきましょう。

コースマップ

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