- 静かに息づく山里と古の町並みの賑わい -
【公式案内】広島県 > 自然歩道 > (9)佛通寺・竹原ルート > 歩道図
【コ ー ス】(安浦駅…)亀山神社~女子畑~龍目山~祝詞山八幡神社~安芸津~岩伏~戸石峠~仁賀小~竹原~小梨~蟻ヶ平山
【距離高度】42.2km、130m-2m-358m
【踏 行 日】2012年12月下旬、2013年10月下旬、2014年4月下旬
竹原の「町並み竹灯り」は毎年10月下旬に開催
西方寺普明閣のライトアップ
竹原伝建地区・松阪邸
たまゆら的なもの。2期から1人増えた?
本コースは40km超という長いコース。広島県の東広島市・安芸津町と竹原市を、瀬戸内海から付かず離れず東西に横断していきます。基本的に車道歩きですが、序盤と終盤には山道も登場します(その両方とも通行困難だったりするのですが……)。なお、道標の頼りなさを考慮して何度か道迷いを計算しておかなければならないでしょう。JR安芸津駅、JR竹原駅でコースを区切り、3日コースとすること推奨です。
見所としては、まず竹原の町。伝建地区があり、古い町並みが保存されています。竹祭りの日には大勢の観光客が訪れる「竹の里」です。その北方にある岩伏は逆に、訪れる人のほとんどいない雰囲気のある山里。そして、龍目山山頂へと伸びる林道からは、瀬戸内海・三津湾への多島美の展望が得られます。
――では、以下に道不明瞭な区間、通行困難な箇所を挙げます。('14現在)
まず、竹原から小梨へ至る区間。竹原伝建地区から竹原小学校前に進み県道75号に合流したところ、公式歩道図には未記載ですがバイパス道が出来ています。二車線の車道を真っ直ぐ上っていってしまっては駄目で、すぐに右に逸れる旧道を辿るのが正解。ただし、現状はバイパスから県道369号に入り、小梨に至る道を選択するのが無難です。本来は旧道を進み小吹手前で左折、バイパスと並行に坂道を上がっていった後、道標を捕らえて左折なのですが……その先、小梨に上がる山道に入ったところでヤブに閉ざされました。谷の左岸にある筈の道を目指して進むのですが、ヤブに加えて地面が泥化しており、ズブズブと足が沈み込むので私は突破を諦め、迂回しています。
岩伏から仁賀へ至る戸石峠越え区間も、公式歩道図から変更があります。憩いの森のコースを使って峠を迂回するのではなく、峠直通コースになりました。現地には「平成13年度 中国自然歩道のルートが一部変更になりました」という案内板も立っているので、迷うことはないでしょう。
岩伏の棚田――ススキばかり
ヤゴ。加計ふれあい記念公園にて
祝詞山八幡神社
灘山付近から見る三津湾。手前に大きく大芝島、そこから時計回りに津久賀島、大崎上島、岡村島、中ノ島、大崎下島、三角島、来島、馬島
龍目山(387m)山頂。女子畑1.8kmと示されるが…
龍目山~女子畑は通行できるような状態でなかった
そして、女子畑~龍目山の登山道は、私が歩いた時は実質的に通行不可能でした。ヤブとイバラで道が埋もれえおり、コンパスと地形から「かつてあった道」を推定して力技でヤブ突破するしかなかったという……。
この区間、山稜に上がる適当な迂回路も無く、県道353号ベタ歩き迂回が当時の最善策でした。今は復旧なったのでしょうか……。