大峰エリア ≫

近畿自然歩道 ≫

みたらい渓谷をめぐるみち

- 名水の地・洞川温泉から御手洗渓谷をへて天川へ -

 

【公式案内】奈良県 > 近畿自然歩道 > ガイドマップ(1-13.みたらい渓谷をめぐるみち)

【コ ー ス】洞川温泉~観音峯登山口~みたらい渓谷~天川川合

【距離高度】11.2km、615m-830m

【踏 行 日】2005年5月上旬、2011年11月下旬

天川川合の吊橋
天川川合の吊橋
天の川
天ノ川の流れ
渓谷遊歩道
みたらい遊歩道。岩の張り出すところも
滝
みたらい滝。大小の滝が連なる
みたらい渓谷
みたらい渓谷。遊歩道の橋が縦横に渡る

高見峠で三重県から奈良県に入ってきた紀泉伊勢南街道ルートも、吉野山で2つに分岐した後、一方は大峯奥駈道を南下してこの天川川合で終焉を迎えます。

――わざわざ、このような枝線を設けてまで近畿自然歩道をこの地に到達させたかった理由は、きっとこのコースを歩いてみれば分かることでしょう。霊峰・大峰山の懐にあるこの地には、どこか独特の雰囲気があります。本コースは標高600~800mに位置する渓谷歩きの道ですが、洞川温泉周遊という予定も組み込んでおくべきだと感じます。

さて、本コースは大きく3つの区間に分かれます。1つ目は天川川合からみたらい渓谷入り口まで。天川川合の三叉路の西にある吊り橋を渡ったところから始まります。

観音峯登山口駐車場
観音峯登山口駐車場。トイレ付き
観音峯登山口
観音峯登山口。バス停がある
山上川
山上川。天ノ川の支流

最初は車道ですが、「みたらい遊歩道」のゲートが現れ、天ノ川左岸の遊歩道に入ります。勾配は少なく、大小の白石が転がる渓流を見下ろしながら軽快に歩けます。

吊り橋を渡って、国道に下ります。ここからが2番目の区間、みたらい渓谷。滝の連続する、マイナスイオンに満ちた極上の道です。

旅館通り
洞川温泉の旅館通り。木造二階建てばかり
龍泉寺
洞川の龍泉寺

林を過ぎると観音峯登山口駐車場に着きます。ここから3つ目の区間。車道を歩いていくと、再び「みたらい遊歩道」のゲートが現れます。こちらも山上川左岸の道ですが、林が濃く、あまり渓谷歩きという感じはありません。終盤は穏やかになった山上川とともに進みます。

遊歩道が尽きると洞川温泉。バス停は2本目の橋の右岸側に。


≪ 吉野古道修験のみち

踏行記録

おもしろステッカー
…すごく気になる洞川のステッカー自販機

洞川温泉…観音峯登山口←みたらい渓谷←天川川合

【2005年5月上旬】初の大峰山登山のため観音峯登山口駐車場に車を置き、御手洗渓谷を下り始めて初めて「近畿自然歩道」を目にしました。東海自然歩道は知っていたのですが、同じようなものが近畿にもあると知ってびっくり。もしかしたら全国くまなく自然歩道で連結されているのかも……と予感したのがその時。――結局、このコースは大峰山登山のアプローチで使っただけ、洞川温泉に至っては車で通過しただけでしたが、この道との出会いには大きな意味があった気がします。

洞川温泉←観音峯登山口←みたらい渓谷←天川川合

【2011年11月下旬】忘れ物を取りに向かいました。観音峯登山口~洞川温泉の未踏区間を歩きに、です。紅葉時期はやや逸していましたが、天気もよくて満足。その後は洞川の旅館街を通って五番関、さらには大天井ヶ岳へと向かいました。

近畿自然歩道 ≫

大峰エリア ≫