



日本第7位の山にして、もっとも高い一等三角点の山、赤石岳。名前は赤石沢の源頭から来ており、決して山頂部に赤い岩(チャート)がゴロゴロしているわけではありません。たぶん、赤石沢にはチャートが多いのでしょうが……。それにしても、ただの1つの沢の名前が、山の名前のみならず、"赤石山脈"というような山脈の名前にまで出世するのですから凄いものです。
この山の日帰りもほとんど無理です。椹島から大倉尾根を使っての一泊二日コースが最短となりますが、高度差2,000mを登って下りるだけなのは勿体無いので、大抵は泊数を増やして荒川岳ないし聖岳を絡めるコースが使われます。


赤石岳から富士山を見よう!

小赤石岳の肩~小赤石岳~赤石岳のハイマツ帯3,000m稜線からは富士が見放題。まさしく、富士を眺める空中散歩です。
と、山頂部は良いのですが、付近の登山道からはなかなか見えてくれません。大倉尾根も砲台休憩所までは問題ないものの、そこから下は樹林帯です。唯一、森林限界から脱する富士見平で眺望があるくらい(あと、赤石小屋裏手からも見える筈ですが未確認)。
百間平では少しコースを外れないと見えません。その先、大沢岳に登り始めるまで、富士眺望は得られません。

