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(山行年'04)

笠ヶ岳かさがたけ

(2,898m)

笠ヶ岳
9月の笠ヶ岳~抜戸岳。二つの峰を分かつ白い線は毛穴谷。東側、割谷山付近より見る
笠ヶ岳山頂部
山頂。大笠・小笠の鞍部に笠ヶ岳山荘。テント場はそのさらに下

北アルプスは笠ヶ岳。飛騨山脈の支脈で、岐阜県内にピークがあります。

――新穂高ロープウェイの写真のバックの山として有名。また、実際にも新穂高ロープウェイで一番目にすることになるのがこの笠ヶ岳です。山頂が笠の形をしたこの山は、それだけ大勢の人の記憶に残っていると思います。

なお、この山に登るなら、高低差1,400mの急登コース、笠新道を使うことになるでしょう。道は良く整備されており、クサリや梯子は一切無し。さらに杓子平という素晴らしいお花畑&展望地も持っています。泊まりは笠ヶ岳小屋ということになりますが、新穂高温泉から標高差1,800m・8時間でようやく達する位置にありますので、一泊で済ませたいのなら早朝出発は必須です。

笠ヶ岳山荘
新しい笠ヶ岳山荘。白いブランコあり
笠ヶ岳山頂
笠ヶ岳山頂には何も無い。小さな山名板ぐらい
ササユリ
ササユリ。笠新道中盤に多い
笠のライチョウ
稜線上のライチョウ。警戒中
クリヤの頭付近
クリヤの頭付近。森林限界に近い

一方、槍見温泉からのコースは(クサリこそありませんが)足許に草や石が多い歩き辛い道です。雨の日や夕暮れ時は避けるのが賢明。最低限の道標はあるので迷う事は少ないのですが、渡渉が何箇所かあり、増水時には渡れません。高低差も2,000m弱、と笠新道を上回ります。

ただ、天候に恵まれていて、かつ多少の歯応えが欲しい時の下山には選択もありだと思います。とても静かな道です。笠ヶ岳山荘で道の状況確認は怠らないようにしましょう。






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笠ヶ岳から富士山を見よう!

笠ヶ岳から東南東
笠ヶ岳から東南東方面への見晴らし。薬師~立山~水晶・鷲羽~槍、そして眼前に聳える穂高連峰

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