

北アルプスは笠ヶ岳。飛騨山脈の支脈で、岐阜県内にピークがあります。
――新穂高ロープウェイの写真のバックの山として有名。また、実際にも新穂高ロープウェイで一番目にすることになるのがこの笠ヶ岳です。山頂が笠の形をしたこの山は、それだけ大勢の人の記憶に残っていると思います。
なお、この山に登るなら、高低差1,400mの急登コース、笠新道を使うことになるでしょう。道は良く整備されており、クサリや梯子は一切無し。さらに杓子平という素晴らしいお花畑&展望地も持っています。泊まりは笠ヶ岳小屋ということになりますが、新穂高温泉から標高差1,800m・8時間でようやく達する位置にありますので、一泊で済ませたいのなら早朝出発は必須です。





一方、槍見温泉からのコースは(クサリこそありませんが)足許に草や石が多い歩き辛い道です。雨の日や夕暮れ時は避けるのが賢明。最低限の道標はあるので迷う事は少ないのですが、渡渉が何箇所かあり、増水時には渡れません。高低差も2,000m弱、と笠新道を上回ります。
ただ、天候に恵まれていて、かつ多少の歯応えが欲しい時の下山には選択もありだと思います。とても静かな道です。笠ヶ岳山荘で道の状況確認は怠らないようにしましょう。
笠ヶ岳から富士山を見よう!
