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(山行年'04)

赤城山あかぎやま

(1,828m)

赤城山
赤城山。根古屋城址より高崎市街越しに見る

上州の山、赤城山。最高点は黒檜山ですが、山上には幾つもの峰が乱立し、大小の湖沼が散在する、ちょっとした別天地。

関東平野から上越へ向かおうとする時、行く手に、門さながらに立ちはだかるのが榛名・赤城の2つの山。特に、赤城山は富士に次ぐ裾野の広さと言われるほどで、その山域は広大です。

黒檜山と大沼
地蔵ヶ岳より見る最高標高点の黒檜山。手前、大沼からの高低差は500m弱

単独峰とは言え、1,828mの最高峰・黒檜山の他に1,500m以上の峰7つを要するピークの多い山です。

また、山体が緩やかであることから、大沼のある高度1,340mの山上まで3本の県道が通じていて、マイカーや公共交通機関を使って気軽に登られる山です。山上には赤城神社や覚満淵など観光地もあって、山というより関東平野から壁1枚隔てた山里、といった雰囲気があります。

また、もし天気が良かったなら(八丁峠から山側に少し入った駐車スペースから)地蔵岳まで登ってみて下さい。展望がイマイチであった黒檜山を補償するかのような好展望地で、赤城の山々と4つの池沼、さらに近辺の山々を一望することが出来ます。往復でも1時間ほど。

電波塔
一等三角点の峰、地蔵岳は電波塔が林立
小沼
地蔵ヶ岳より見る小沼。左端は大峠駐車場、取り囲むは長七郎山

なお、山上の至るところに駐車場や駐車スペースがありますので、車利用の場合は登山拠点を自在に設定出来ます。「赤城山に登る」と言うとたいてい、火口湖「大沼」周囲の駐車場/バス停から、黒檜山に至る高低差500m弱のハイキングコースを歩くという意味になります。コースタイムは3時間ほどで軽ハイキングにちょうど良い程度。下山後には余った時間で山上の各所を巡れば充実した一日となることでしょう。

鉄階段
大洞の駒ケ岳コースの鉄階段は3つ
覚満淵
覚満淵。ニッコウキスゲ・モウセンゴケも見られミニ尾瀬と言われる

山頂部以外の峰に登るコースは結構マイナーのようです。山体の西側に位置する鈴ヶ岳(1,565m)の他には箕輪から鍋割山(1,333m)-荒山高原-荒山(1,572m)、程度でしょうか。ただ、箕輪から赤城ふれあいの森経由で荒山に登ろうとするとちょっと道が分かり難いかもしれません。逆に、箕輪~棚上十字路~軽井沢峠~血の池~小沼は整備されていて歩き易い道です。脇道に逸れると、とたんに道が藪に埋もれたりもしていましたが……。

ちなみに、箕輪の姫百合駐車場は夜間駐車禁止なので注意。

黒檜山山頂
黒檜山山頂。展望はイマイチ
赤城山
赤城山を日光白根山より見る。黒檜山・鈴ヶ岳の2つピークの間が山頂部



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赤城山から富士山を見よう!

赤城山より南方/50mm
赤城山より南方を見晴らす。なにしろ関東平野の北西端に立つ山なので、東京方面への展望はバツグン。手前の山は外輪山の長七郎山。f=50mm相当

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