


尾瀬ヶ原の群馬側にある山、至仏山。その名を知らなくても、日本人なら尾瀬ヶ原のミズバショウを前にした至仏山を映像なり写真なりで見ているはずです。
山ノ鼻からの登山道が再開通したため鳩待峠から周回コースが採れるようになりました。鳩待峠からのピストン、という選択肢ぐらいしか無かったころは至仏山山頂から尾瀬ヶ原を一望出来るという幸運にありつけたとしても痛し痒しというところだったでしょう。そのまま、そこに下りて行くことが出来ないわけですから。
とは言え、山ノ鼻からの道は登りに使うことをオススメします。自分がその道を登ったのは雨の日だったのですが、登山道の途中で額から血を流して(!)手当てされている人を見ました。下ってくる人も皆、おそるおそるという感じでしたので、滑りやすい岩場や木道の下りは避けるに越したことはありません。
結局、早朝に鳩待峠に入っての山ノ鼻~至仏山~小至仏山~鳩待峠という日帰りコースがやはり一番リーズナブルだと感じました。山ノ鼻には「朝九時以降の入山は自粛を」という標示もあります。もちろん、日程に余裕があれば尾瀬ヶ原で一泊を。

ちなみに、私が歩いたのは御池から燧ヶ岳の裏を通って尾瀬ヶ原ぶっちぎり、という日帰り超ロングコースでしたが、体力の大半を消費したのは小至仏山から鳩待峠への下りでした。
雨で濡れた木道とグチャグチャの泥道が交互に出現する道程は「厳しい」の一言。



至仏山から富士山を見よう!
