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(山行年'03)

至仏山しぶつさん

(2,228m)

日光白根山から至仏山
至仏山(2,228m)。左に下った小ピークが小至仏山(2,161m)。11月初旬、日光白根山から見る
至仏山
7月下旬の至仏山。天神尾根より東北東に見る
人溢れる尾瀬ヶ原
ニッコウキスゲの時期。尾瀬ヶ原の日曜朝は木道渋滞中

尾瀬ヶ原の群馬側にある山、至仏山。その名を知らなくても、日本人なら尾瀬ヶ原のミズバショウを前にした至仏山を映像なり写真なりで見ているはずです。

山ノ鼻からの登山道が再開通したため鳩待峠から周回コースが採れるようになりました。鳩待峠からのピストン、という選択肢ぐらいしか無かったころは至仏山山頂から尾瀬ヶ原を一望出来るという幸運にありつけたとしても痛し痒しというところだったでしょう。そのまま、そこに下りて行くことが出来ないわけですから。

とは言え、山ノ鼻からの道は登りに使うことをオススメします。自分がその道を登ったのは雨の日だったのですが、登山道の途中で額から血を流して(!)手当てされている人を見ました。下ってくる人も皆、おそるおそるという感じでしたので、滑りやすい岩場や木道の下りは避けるに越したことはありません。

結局、早朝に鳩待峠に入っての山ノ鼻~至仏山~小至仏山~鳩待峠という日帰りコースがやはり一番リーズナブルだと感じました。山ノ鼻には「朝九時以降の入山は自粛を」という標示もあります。もちろん、日程に余裕があれば尾瀬ヶ原で一泊を。

至仏山山頂
絶景の地である至仏山山頂。ただ、富士を探すどころでは無い天候

ちなみに、私が歩いたのは御池から燧ヶ岳の裏を通って尾瀬ヶ原ぶっちぎり、という日帰り超ロングコースでしたが、体力の大半を消費したのは小至仏山から鳩待峠への下りでした。

雨で濡れた木道とグチャグチャの泥道が交互に出現する道程は「厳しい」の一言。

タカネイバラ
稜線上で咲くタカネイバラ
ホソバヒナウスユキソウ
蛇紋岩地帯のホソバヒナウスユキソウ
(調査中)
この花は……何だっけ?





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至仏山から富士山を見よう!

至仏山より富士
至仏山より南南西方面への見晴らし。距離は176kmで遠望の富士。――とにかく武尊山が大きい。その稜線上に富士の姿が垣間見れる

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