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(山行年'03)

燧岳ひうちだけ

(2,356m)

燧ケ岳
日光白根山から見る「ネコ耳」燧ケ岳
熊沢田代の木道
傾斜のある湿原、熊沢田代。木道にワタスゲ
木道
登山道でいくつもの湿原を渡る

燧岳は、新潟・福島・群馬の三県境のある尾瀬の福島側に聳える山です。柴安嵓(しばやすぐら)・俎嵓(まないたぐら)の2つのピークで成す双耳峰が特徴。

かつ、東北以北でもっとも高い山です。山頂からは眼下に尾瀬ヶ原・尾瀬沼さらに遠方には富士山も望める絶好の展望特等地……ただし、晴れていればの話。

御池からの往復が最短ですが、道は湿気に満ちています。7月中旬に歩いたところ、雪渓をのべ100mばかり登る羽目になりました。また、中腹では湿原の木道を歩くことも多く、花も多く、そういう意味では「変化に満ちた歩きが楽しめる」と言えるでしょう。

一方、雨になると至極辛い道となります。濡れた木道に泥の道、けれど登山道をはみ出して歩くのは生態系にダメージを与えるのでご法度。特にここは尾瀬なのだから、と言い聞かせ泥に靴をズブズブと沈めながらの難行苦行。

――雰囲気は最高なんですけどね。雨の日の尾瀬は。

タテヤマリンドウ
雨でも開いていたタテヤマ?リンドウ
モウセンゴケ
モウセンゴケ。虫ならぬ雨滴を捕らえて
ヒメシャクナゲ
熊沢田代のヒメシャクナゲ
(存じかねます)
この花は知らない。かなり小さい

そんなわけで「お前は図鑑でも作るつもりか!」と突っ込まれかねない勢いで花の写真ばかり撮っていました。

ただ、木道などで道を規定されていると花の咲く場所に下りていくことが出来ず、フレーミングは大変。一脚と望遠マクロ(しかもf=200mmクラス)が欲しいと感じました。もっとも、ハイシーズンの週末なんかだと、木道塞いで写真撮っていると怒られかねないでしょう……。

キヌガサソウ
ミブチ岳のキヌガサソウ。清楚かつ律儀





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燧岳から富士山を見よう!

燧岳より富士
燧ケ岳より南南西の見晴らし。富士への展望は至仏山よりは開けている

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