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川沿いに進み、左折して明智鉄道の踏切を渡る。
――岩村を午後1時前には通過したい、と思っていたけど20分ほど遅れた。なにしろ今日は未だ半分も歩いていない。ここからは巻きだ。
と、思っていたのに、すぐに右折標示が現れた。……いや、でも岩村城下町は一目見ておきたいし……。


いや、迷っているすら勿体ない。直進してコースを外れる。
すると、カーブを曲がったところにそれは現れた。近かった……でも今日はここまでだ。いつの日か岩村城を訪れに来よう。



コースに戻る。右折して国道を潜ると、再び田園光景となる。右の方から明智鉄道の軌道が近づいてきて、並走するようになった。
と、そこに石室千体仏解説板。線路の向こうに見える小山あたりだろうか。今日は離れたところに解説板が設置されていることが多い。


線路が離れていった。道は大きく左にカーブして、前方は一面、田園となった。今日はずっと丘陵地帯を歩いてきているけど、田園光景ばかり目にしている。
遠くに見えていた集落がだんだんと近づいてきた。回り込むように進み、2車線の車道に上がった。



右折、すぐ橋を渡り緩く坂を上がっていくと左に脇道。でも立っていた道標は直進。道なりに進む。
……のが間違い。脇道が正解だった。石仏の並ぶ交差点まで達して気付き、地図をよく確認。左折して、2車線の車道で戻る方向に進む。



時間がないからと地図を確認せず突進したのが拙かった。ほどなく道標が現れ右折、コースに復帰。
暫やがて元の2車線道に再合流した。相変わらず棚田地帯。と、右に「飯高観音↑」の看板。そちらへ。
上り坂となった。峠道だ。そのてっぺんに広い駐車場。そしてその先に白いのぼりが立ち並んでいた。飯高観音だ。PM2:06。
境内を一巡りする。人里離れているからか落ち着いた雰囲気。



それでも参拝客が三々五々。駐車場も随分広かったし、知名度のあるお寺らしい。
境内の反対側から出て、田んぼを見下ろしながら車道に戻る。坂を上っていくと石仏のあるT字路。道標もある。左折――さらに、左の脇道へ。小さな標識が立っていたので、今度は間違えない。



すぐに林の中に入る。道は結構荒れている。ほどなく下りになって、二車線の車道に合流していった。ここに立つ道標に従って鋭角に右折。



左に田園を見ながら歩いていく。と、右に薬師堂。石仏も並んでいる。
しばらく2車線の車道歩きとなる。緩く上がって、下がって、後はフラット。淡々とした行程。
と、小さな集落に入り、脇道を示す道標に従って集落道に入る。家々が切れると右側に広大な田園光景。山あいなのに、本当に田んぼが多い。




2車線道に再合流する。緩い坂を上っていくと、左に分かりにくくダート道。奥に道標が立っていることでコースがそっちと分かる。単調かと思いきや細かい道採りもあるので慎重にもなる。もうタイムロスは御免。
方角が西から南に変わった。こちらもショートカット道のようだ。やがて小さな集落に入っていった。



舗装道に出ると、その先の草むらに石仏や石塔が並んでいた。ここが姥石石仏群のようだ。解説板もある。
その脇からダート道が伸びている。山の中に向かっているように見える。道標が示すのはそちら。
――上っていく。途中には行者像。そして車道に出た。また短絡路だったようだ。歩いていくと、またダート道入口。こちらも短絡路。






車道に戻って左折。また少し広い空間で田園が広がっている。
PM3:09、安住寺。もうこの時間帯だと立ち寄ってもいられない。その先、道標を捉えて鋭角に右折。畑を見ながらダート道を歩いていく。
そして、また車道に合流。本当に車道を短絡するところが多い。もちろん、車道ベタ歩きよりはずっと良い。


――棚田を見ながら歩くこともとても多い。今度のそれも長く続き、そのうち建物も目に付くようになってきた。
そして、気付くと川に沿って歩くようになっていた。前方に白い団地が現れ、車道は川から離れていったけど、道標が示していたのは川沿いの遊歩道。



川を見下ろしながら遊歩道を歩いていく。学校のグラウンドに沿って歩いた後に橋を渡って河岸を変える。今度は川の左岸歩き。
前方、車道が左右に横切っていた。いったん車道に上がって横断、舗装されたばかりのアスファルトを踏んで再び川沿いに――下りる途中に道標。左折を示している。


細道を抜けると別の2車線道に当たった。ここには4方向道標が立っていた。
ええっと八王子神社は……直進か。と言っても右方向に上がっていく斜道のことだろう。
横断歩道を渡り斜道に取り付く。林の中、道は左にカーブしていき、ほどなくして出たのは……公園? いや奥に社殿が見える。八王子神社だ。PM3:34。



境内は閑散としていた。……まあ、そうだろう。明智まで来た観光客もこの遅い時間帯まではなかなか粘らない筈。
それより龍護寺へ向かう道は? と探すと裏手にあった。林の中に山道が道が伸びている。
――林を潜り抜けると龍護寺。けっこう広い。あまり見回っている時間は無いけれど。


明智光秀の墓だけ見て境内を抜ける。車道を少し下って道標を捉え、左折。草生した緑道となる。標示によると、ここは大正村ウォーキングコースでもあるようだ。車道を歩かせないところは好感。
車道に合流。すると左側に真っ白い建物が現れた。これは……



大正ロマン館だ。なぜ明智が大正浪漫なのか良く分からないけど、それはまた今度調べよう、などと足早に通り過ぎる。
車道は左にカーブして上り始めた。前方に茅葺屋根が見えてくる。旧三宅家だ。その入口の脇から砂利道に変わる。その途中で最後、振り返ると藁ぶきの向こうに大正建築って、これ時代合っている?
明智城(白鷹城)跡の解説板。ここが入口なのだろうか。通り過ぎる。


それにしても思っていたより明智には見所が多い。ここもまた再訪する日が来ることを願おう。
右折、畑の合間の農道を……ただの芝生を渡る。すぐに細いコンクリ道へ変わり、家々の間を縫うようになる。車道を1本横断すると今度は用水路沿い。なおも細道が続く。
再び車道に出た。右を見ると明智の古い町並みが見えている。帰宅するならここから明智駅に向かうだけだ。午後4時近くなのだから普通はそう。


でも直進。今日の目的地はさらに南にあるのだから、ここで帰るわけにはいかない。
車道をまっすぐ歩いていく。明智川を渡ると県道との十字路。横断し、さらにまっすぐ進む。山の中に入ってきた。
道標が立っている。右折。うねりながら上っていき、千畳敷公園に到着。公園と言ってもグラウンドがほとんどの運動公園。





右にグラウンドを見ながら進む。野球に興じている少年たち。
最後は横断して、鹿威しのあるところから山道へと入る。公園の遊歩道だ。
――もう、すっかり日が傾いている。それでも時折陽射しが戻ってくるのが力強い。いくら日の長い時期と言っても、山の中では浅い日差しは届かない。
アップダウンが続いて、最後、大きく下りていく。ダートの道に降り立った。左折。



舗装道に出た。右折。道標が要所にきっちりあるのが有難い。国土地理院地図のプリントアウトを持ってきてはいるけど、現在地を把握するのにやや時間がかかるので。……将来はGPSで歩けるようになるのだろうか? それもそれでそっけない気がするけど。





交差点。道標を確かめ、左折。小さな峠に向けて上っていき、越えると下りになる。大きくカーブしてT字路。右折。
以降は南下一方となる。林を抜け、畑が広がった。畑の向こうに集落が見える。あそこが上柏尾か?


再び林に入る。道はほとんどフラットで、多少下り気味でさえある。
と、林を出た。いかにも山里という感じで民家が散在している。下柏尾か。集落の外れには鉄塔がでーんと立っていた。
――いよいよ夕暮れが近づいてきた。車道もダート道へと変わり、車が通行できなくなっている。



そして遂に完全な山道へと変わった。植樹帯から自然林へと変わり、そして急激に下り始めた。
――これまでになく大下りだ。この失われた高度をこの後、取り返さなきゃいけないのであまり下りたくないのだけど、と思いながら、それでもスピードを上げて下っていく。山道で日没に遭いたくはない。
どんどん下っていく。すると周囲が再びヒノキ林へと変わった。


間に合った! 日没前に颪に抜けることが出来た。車道へ出る前には東海自然歩道のコース案内板も立っていた。
車道に出た。県道11号だ。そして、それに沿って流れるのは明智川。さて、この川に沿って――遡上。ここから先はずっと上り……。



くたびれた足に鞭打って車道を手繰っていくコースは終盤だけど、歩くのはまだまだ終わりではない。なので、体力維持重視の歩き。
――橋が見えてきた。今日の目的地、中山橋だ。到着はPM5:37。でも、ここは完全に山の中……。
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中山橋を渡って少し先まで歩いてみる……が、バス停はなさそう。中山橋まで戻って今度は北――明智方面へと歩き出す。じつはこの道にバス停があるのは分かっているけど、どこにあるかは分かっていない。
それは次のごく小さな集落があるところに立っていた。藤内バス停だ。一応だけど、バス時刻を確認してみる。休日、明智行きが4本で最終は16:42――1時間前だ。


県道をひたすら北へ向かって手繰る。バスの最終とは勝負にならないと分かっていたけど、次の列車の最終との勝負に負けたら洒落にならない。だから、いくら足の疲労が濃くても歩くペースを緩めることは出来ない。
――それにしても明智が遠い。そろそろ日没時刻。







日が暮れた後、ようやく東海自然歩道と交差する。この交差点を渡ったのは3時間のことか。もっと前のような気がするけど……。
そして夕暮れの明智の町に入っていく。国道363号に合流、その先にあったのが明智駅――その駅舎の灯りが輝いて見えた。PM7:18。




恵那駅行き最終の上りは休日ダイヤで19:46。30分近くも余裕があったけれど、それは余裕とは言わない気がする。
それだけ時間があれば手近なところを歩き回ったりするのだけど今日はもう無理。10分ほど待合室で休んでから列車に乗り込み、発車するのを待った。
定刻通り、列車は発車。1両列車に乗客は自分ひとりであった。