- 熊野古道・中辺路の山里区間・水平道を伝って王子を訪ねる -
【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 28.熊楠ゆかりの一方杉を訪ねるみち
【コ ー ス】近露王子跡~比曽原王子跡~野中の一方杉~野中の清水~中川王子跡~小広王子跡~小広峠バス停
【距離高度】6.3km、291m-535m-485m
【踏 行 日】2011年7月中旬
熊野古道との完全重複区間。中辺路のちょうど中盤です。もちろん(と言うのは悲しいのですが)、近畿自然歩道の道標は見られません。
道としては山里繋ぎ。山の少し高いところにある集落を渡っている車道を辿っていくコースです。そのため、近露から高度を上げる途中に短い山道がある以外は、すべて車道。もっとも、車の往来はほとんどありません。右手に見晴らしが得られるところも多いです。(と言っても、向いの山が見えるだけですが)
熊野九十九王子のうち、本区間の王子は5つ。唯一、現存するのは継櫻王子社。枝が南側にしか無いという一方杉、少し下ったところにある野中の清水、とがの木茶屋、近くには秀衡桜と公衆トイレがあります。本コースの最大の見所です。
その先は、少々退屈。小広峠を越えたら直ぐに右折、林間の山道を急下降します。車道に出たところに公衆トイレ。そのまま車道を下っていけば、小広トンネルの東側出口に下りられます。小広峠バス停はここにあります。
本コース、特に山に登るわけでもなく、野中以外では見所が少ないので、ただ歩いているとすぐに終点に到着してしまいます。中辺路のコースの中でもアップダウンが少なく、また観光客の姿も比較的少ないので、のんびりとウォーキングしたい場合に最適。
時間に余裕があるようでしたら、近露でゆっくりするのが良いです。