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牛馬王子を訪ねるみち

- 熊野古道の人気区間・どこまでも続く杉林の山道 -

 

【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 27.牛馬王子を訪ねるみち

【コ ー ス】滝尻王子~飯盛山展望台~高原熊野神社~十丈王子跡~上多和茶屋跡~箸折峠~近露王子跡

【距離高度】14.3km、86m-695m-291m

【踏 行 日】2011年7月中旬

飯盛山展望台からの眺望
飯盛山展望台から北方の見晴らし。遠方、紀伊山地の果無山脈が左右に渡っている。眼下は栗栖川の町
古道
本区間、杉林の山道ばかり――
高原熊野神社
高原熊野神社。春日造の社
道の駅・中辺路
道の駅・熊野古道中辺路。牛馬童子入口

熊野古道との完全重複区間。そして、「熊野古道の山岳区間」と言ったら本コースかも知れません。

もっとも、レベルとしては軽ハイク。出発点の滝尻は高度90mほど、そこから700mほどの高さまでに到達しますが、特に山頂を目指すことはありません。唯一、飯盛山の山頂を通過しますが、標高は341m。コースの途中、ところどころ展望の開ける箇所もあるにしても、しょせん周囲の山々より低いので遠望が効くわけでもありません。杉林の中、視覚変化の乏しい道が続くところも多いです。

そうは言っても、そもそもこの道はハイクコースではありません。世界遺産・熊野古道――見るべきところは他にあります。実際、歩いている人の姿も多く見かけます。

牛馬童子
箸折峠の牛馬童子。かなりちっちゃい……
近露
日置川の流れる近露の里。近野小学校が見える
箸折茶屋
近露にある箸折茶屋。足湯は無料

熊野九十九王子のうち、本区間の王子は6つ。しかも、現存するのは五体王子の1つ、滝尻王子のみ。とは言え、本区間には熊野古道のシンボル的存在とも言える牛馬童子があります。箸折峠から僅かに外れたところで、道の駅中辺路から歩いて15分ほど。観光客も多く訪れています。

なお、本区間で拠点となるのは滝尻、高原霧の里、近露の三箇所。それと、道の駅中辺路もコースから1分の寄り道です。トイレ、自販機、休憩施設などは完備、もちろん道標も完備で、さすが世界遺産と言えます。

一方、近畿自然歩道の道標は現地に1つも無いので、探しちゃダメです……。

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