- 熊野古道・口熊野の紀伊田辺から中辺路に入る -
【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 26.稲葉根王子を訪ねるみち
【コ ー ス】紀伊田辺駅~須佐神社~三栖王子跡~田中神社~稲葉根王子~一ノ瀬王子跡~鮎川バス停
【距離高度】16.8km、10m-130m-50m
【踏 行 日】2009年4月下旬
熊野路・中辺路ルートの最初の区間。口熊野と言われる田辺から紀伊半島中心部に向かって歩きます。町郊外から山あいの富田川流域へ入っていきますが、このあたりではまだ道の起伏は少なく、車道率も高いです。
ただし、ガイド本は必須。例によって近畿自然歩道の案内はありませんでしたので、熊野古道の道標を追っていく必要があります。コース採りが熊野古道とは微妙に異なっているところありますが、同じ目的地を目指すのでそう気にすることは無いと思います。あえて挙げるとすれば……。
【田辺周辺】駅の右手にある歩道橋で線路を越えて左折、まっすぐ高山寺を目指す。次に会津川右岸の道を進んで行き、国道42号手前の橋で対岸に渡る。龍神橋詰交差点までいったん引き戻った後、左会津川沿いを歩いて天王池を目指す。
【高畑山付近】善光寺から熊野古道の道標をひたすら追う。南へ向かう車道を2本ほど跨ぎ、農道を交えながら高畑山の中腹を巻いて、最後は山道となって新岡坂トンネルの東側出口に下りる。近畿自然歩道の経路が付け変わっているので、古い地図を持っている場合は注意。
【王子谷】熊野古道の道標に従う場合、深見集落の背後からごく狭い路地を上って急勾配の山道に入る。峠を越えた後、林の中を下って稲葉根王子の手前に出る。一方、近畿自然歩道は山沿いの旧311号ルートを辿って山登りを迂回。
【稲葉根王子~一ノ瀬王子跡】公式案内には「富田川に架かる人道橋を渡り、棚田の美しい集落を通過して」という富田川左岸を辿るような記述があるものの、近畿自然歩道コースマップには富田川右岸の国道311号が示されている。稲葉根王子を寄り道にしたくないための措置だろうが、正直、国道歩きは退屈。時間があれば熊野古道へ。