- 海の間際に下りていく山稜を歩く -
【公式案内】和歌山県情報館 > 近畿自然歩道の概要 > コースの紹介 > 7.飯盛山潮風のみち
大阪府、なし
【コ ー ス】桃の木台三丁目バス停~俎石山(420m)~大福山~奥辺峠~札立山~孝子札立分岐~飯盛山~みさき公園駅
【距離高度】15.7km、100m-426m-0m
【踏 行 日】2013年5月上旬
そう、確かに山の頂上で潮風に吹かれるかも知れません。それに、たとえ低山であっても、海に臨んだ山では高さ以上の高度感が得られる気がします。
というわけで、本コースは飯盛山への登山がメインとなります。もっとも、登山と言っても標高384m。みさき公園駅からするすると上がって、2時間半ほど歩けば着いてしまうのでお手軽です。山頂からは、ほぼ全周の見晴らしがあり、展望図も設置されています。真新しい木の展望台も出来ました。山頂から1時間ほどかけて孝子駅に下りれば、併せて半日の軽ハイクコース。
――ところが、近畿自然歩道はもう少し奥深く、和歌山県との府県境上にある札立山、大福山、俎石山まで足を伸ばさせます。稜線上、アップダウンはさほどでも無いですが、それでも和泉山脈の山岳縦走、1日がかりのコースに増量されています。なお、終点の桃の木台バス停は駅との巡回バスが多く発着するので帰りの足の心配は無用。
コースは全線山道、かつ自然林。道幅は十分あるのですが、新緑の時期に歩いたところ、枝から糸を垂らした虫たちに衝突しまくりました。そのため、一区間歩いたら体から尺取虫や毛虫を引っぺがす、という作業が必要でした。それだけ、自然が多いということですが……。
なお、みさき公園駅に着いたら、すぐ列車に乗るのではなく、海を見に長松海岸に出ましょう。そこには大阪唯一の自然海岸が広がっています。また、ここは夕陽の名所でもあります。