豊 能

- 大阪の山道 -

 


…川西能勢口駅=(能勢電鉄)=妙見口駅~妙見山
【アプローチ】川西池田駅から川西能勢口駅までは10分の歩き。妙見口駅から妙見山頂は高低差470m、距離約4km
妙見山(660m)~光明山~天台山~法輪寺~高山~鉢伏山(604m)~箕面・政ノ茶屋園地
出発点は兵庫県と大阪府の境。大阪北摂の山を繋いで箕面まで南下。
箕面ビジターセンター~箕面大滝~箕面駅=大阪梅田駅…
【帰路】東海自然歩道起点標を横目に南下して滝道へ。箕面駅では滝ノ道ゆずる(!)がお出迎え。

…川西能勢口駅=(能勢電鉄)=妙見口駅~能勢妙見山

川西能勢口

川西能勢口駅

川西能勢口駅の前に立つ。

――眼前の光景に、どことなく現実感が無い。なんとなくフワフワとして、輪郭がはっきりしない。ホワイトバランスを間違えた写真のように、セピア色に霞んでいるようにさえ思える。

今日は確か、能勢から箕面までの自然歩道区間を歩きに来たハズだ。自分にとってそれは、西日本と東日本の連結、という重大な意味を持つ。実際、能勢は山陽自然歩道の起点、箕面は東海自然歩道の起点――

そう、箕面~高尾を歩き切った後、関門海峡から東に向けて歩き出したのは何年前のことだったろう? ずいぶん昔のことのような気がするけれど……。


能勢電鉄線

能勢電鉄線。阪急の車両

妙見口駅

能勢鉄道・妙見口駅

西日本を歩き切ったら、残しておいた能勢~箕面を歩いて"本州横断"を完成させる計画を立てていた。それは確かだ。

でも……今日がその日なのだろうか?

――記憶がはっきりしない。その計画は、道半ばで中断となったような気もする。だとしたら、、今ここにいる自分は誰なのだろう? そもそもちゃんと実在しているのだろうか?

遺した思い――それだけかも知れず。


 

滝ノ道ゆずる

箕面駅前にあるベンチ。滝ノ道ゆずると共に…

……というのはフィクションです。じつは、「その日」は昨日やってきました。

――妙見山~箕面を歩いて、日本の西と東の接続を完成させたということです。これまでに大阪府~東京都の東海自然歩道本線は完歩、山口県~岡山県の中国自然歩道山陽路ルート、および兵庫県の近畿自然歩道山陽路ルートも完歩していたので、これで一応、関門海峡~東京高尾山を踏破ということになります。すべてが日帰りセクションウォーク、鉄道・公共バスのみ利用。

さあ、これからどうしましょう?今後の計画が無いのですが。

あとは追加オプション、持ち歌を全て歌い終わってしまった後のカラオケよろしく、適当に見繕って歩いていくだけのような気がします。それとも、家にこもって、ひたすら「西日本踏破編」の執筆でもしましょうか?(需要ないと思いますが)

えっ?九州は西日本じゃないかって? 東北は震災後の今であるからこそ歩くべきじゃないかと? おいおい四国を忘れてくれるな?……有休取得率が限りなく0に近い無能サラリーマンに無茶な要求はせぬよう。(笑)   / 2014.05.25


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# ちなみに、本ページは「隠しページ」です。どこからも繋がっていません。自然消滅する予定ですが、暫くは残しておこうと思います。


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