中国自然歩道 ≫
西の京「山口」を訪ねるみち
－ 山口県の文化・行政の中心地を睥睨する －
【公式案内】山口県環境生活部自然保護課 ＞ 山口の自然公園 ＞ 自然公園マップ（全体コース地図）
【距離高度】21.2km、220-734-40m
【踏 行 日】2011年9月下旬
【撮影機材】OLYMPUS E-5, ZD12-60F2.8-4, ZD50-200F2.8-3.5，Panasonic LUMIX DMC-LX3
薬王寺～明敷峠～高津～地蔵峠～東鳳翩山(734m)～坂堂峠～一の坂ダム～香山公園～山口県庁
東鳳翩山(734m)。近年、新日本百名山に選定された。西鳳翩山(741m)の東斜面より東北東に見る
薬王寺の集落。最奥部、左右に国道435号が渡る
長小野の集落。山あいの田園風景が続く
東鳳翩山（ひがしほうべんさん）登山道
山口県の真ん中に位置する山口市。中国地方の他の県は、すべて海沿いに県庁所在地を持っているのですが、この山口だけは山あいにあります。市の人口も20万人弱と、日本の都道府県庁所在地の中で最下位。同じ山口県の下関市にも水を開けられています。
ただ、それは自然歩道歩きという観点から言うとむしろメリットになります。県央にあるのに交通機関に恵まれていること、工業施設は少なく、文化施設が多数あること、そして自然が多いこと。実際、山口駅周辺では見所が多数あります。
錦鶏湖、山口の町、さらに遠く瀬戸内海
秋のアゲハチョウ。東鳳翩山の山頂で
サビエル聖堂。背負う2つの塔と"目"が印象的
さて、本コースは山口市内の山あいの里から東鳳翩山を越えて山口市街へ至る軽ハイクコース。あまり高い山の無い山口県ですから、734mという東鳳翩山の高さでも見晴らしは絶景で、全方向の眺望があります。山口市街地を見下ろせるのは勿論、瀬戸内海や秋吉台、条件が良ければ日本海も眺められます。人気も得ており、山頂には多くのハイカーが訪れていました。
コースの整備状況も良いです。ただ、薬王寺にコース入口に道標が無かったのが唯一の難点。男滝入口の交差点から奥へ進み、左の旧道に入って集落内を通過した後、新道と合流して薬王寺川を渡ったところで右折です。砂利道で棚田の間を上がって、さらに右に折れて引き戻る方向に進みます。すぐに猪避けの柵。ここを開けて入ります。明敷峠まで幅が広く歩きやすいダート道です。
明敷峠からはいったん、高津集落まで下ります。地蔵峠まで上り返した後は、十分な道標の数。
香山公園の国宝・五重塔。瑠璃光寺境内にある美しい塔
JR山口駅付近、パークロードは日本の道百選
坂堂峠からは萩往還を下ります。里に出たところ、錦鶏の滝は寄り道となります。都市部に入ると道標は無くなりますが、瑠璃光寺の先で国道9号に出たところ、県庁の前に大きな中国自然歩道のコース案内板が立っています。
コースはここから東に向かいますが、せっかくなので山口市内の観光スポットに立ち寄っておくことを推奨。