中国自然歩道 ≫

海峡と城下町を訪ねるみち

　　　　－長州藩の城下町と遺跡の郷を繋ぐ－

【公式案内】山口県環境生活部自然保護課＞山口の自然公園＞自然公園マップ（全体コース地図）

【距離高度】22.2km、0-80m

【踏行日】2009年6月中旬

【撮影機材】OLYMPUS E-620, ZD14-54F2.8-3.5II, ZD50-200F2.8-3.5, ZD9-18F4-5.6, Panasonic LUMIX DMC-LX3

関門トンネル～関見台公園～長府城下町～住吉神社～新下関駅～市園芸センター～深坂自然公園

壇之浦古戦場が一望できる、みもすそ川公園。関門海峡と関門橋と、九州に向かって居並ぶ砲台。

中国自然歩道始点に立つコース案内板

むかし車で九州に渡った時、めかりPAにて門司港と関門橋の夜景を眺め、ぜひここを歩いてみたい、と思ったことが再びこの地に足を運んだ動機です。だから今回、関門海峡を歩いた後、その先に続いていた中国自然歩道に踏み入れたのはモノのついで。ついではあるのですが――じつは「日本横断」後半戦の第一歩を記すという裏目的があったり無かったり……。ただ、諸事情あって目的遂行は無理そうなので、その野望は口外しないことにしています（笑）

閑話休題。（それはさておき）

中国自然歩道始点は、本州と九州を繋ぐ関門トンネルの人道入口前にあります。……日本の長距離自然歩道の伝統かも知れません、地味です。どうせなら九州側から関門トンネルに潜り、途中にある福岡・山口県境界を跨ぐところを歩き始めとした方が良いでしょう。JR門司港駅から和布刈神社脇にある九州側人道入口まで、「しおかぜの道」で2km弱の距離。"人道"自体は0.78km。

関見台公園（櫛崎城址）のくじら館。入れない

城下町・長府の路地

始点から海岸線の車道を3km歩き、櫛崎城址へ到達します。その駐車場の外れの小路を進み、突き当たって左折。国道9号を横断歩道で渡ると、長府の町中へと入っていきます。あとは道標多出。辿れば長府観光地巡りとなりますが……コースガイドは必携でしょう。

新下関駅

住吉神社。本殿は国宝

長府から西へ進み、小さな峠を越え、国道2号を潜ると田園風景。住吉神社を回り、綾羅木川沿いを進んで新下関駅を通過、JR山陰線の踏切手前で右折して北へ向かいます。途中、綾羅木郷遺跡へ100mの寄り道。

さらに、乏しい道標を辿りながら園芸センターへ向かいます。ちなみに園芸センターバス停は2つあるので注意。

綾羅木郷遺跡の竪穴式住居

深坂溜池。日本のため池百選

深坂溜池まで道標はさらに乏しくなります。畦道をテキトーに進んでみたところ迷ったので、車道を素直に歩くのが安全だと思います。