- 大山の信仰の中心地をひと巡り -
【公式案内】鳥取県 > 鳥取県内の中国自然歩道 > 4.史跡探訪のみち
【距離高度】5km、757-890-757m
【踏 行 日】2004年5月下旬、2014年10月中旬
【撮影機材】OLYMPUS E-1, ZD14-54F2.8-3.5 / OLYMPUS E-5, ZD12-60F2.8-4
大山(だいせん)。日本百名山で、中国地方の最高峰となる。ピークは中央の剣ヶ峰(1,729m)。寂静山(じゃくじょうざん)より見上げる
大神山神社奥宮。国の重文
僧兵墓
阿弥陀堂。国の重文
大山寺本堂
大山隠岐国立公園のブナの森を巡る
大山自然歴史館と大山寺バス停
高度750~900mあたりの大山の中腹を巡ります。史跡探勝の道ですが、現地の案内板や道標には「僧兵コース」と書かれています。
――バス停・駐車場のある大山自然歴史館の周囲では、2種類の人を姿が見られます。かたや、本格的な登山着とザックを背負ったハイカー、かたや軽装、手ぶらの大山寺参拝者。自然歩道歩きには、ちょうど両者の中間のいでたちが良いでしょう。本格的な登山道を歩くわけではありませんが、そこそこアップダウンはあるので、スニーカー程度は必要です。
距離5kmというショートコースですが、なんと言っても西日本随一のブナの森を巡ることが出来るという特徴があります。5月の新緑、11月の紅葉のシーズンが狙い目でしょう。また、寂静山やお里の松、金門からは大山を間近に見晴らすことが出来ます。これは、大山の社寺を巡るだけの観光では得られません。
そんなわけで、せっかくなら時間に余裕をもって巡りたいもの。基本的に周回コースですが、大山寺~寂静山手前までの複線区間も、両方歩いたところでそう時間は掛かりません。要所には道標もきちんと設置されています。唯一、分かりにくいのが、夏山登山道に入った後、最初に当たる十字路で直進を選ぶことぐらい。阿弥陀堂には参道の階段を上がって到達します。
また、本コースは交通アクセスが良いのも特徴。大山自然歴史館の前にある大山寺バス停からは、米子駅、大山口駅行きのバスが出ています。また、駐車場も広々としています。
大山自然歴史館付近より、中ノ海と美浦湾の夜景。右方、赤い線は“ベタ踏み坂”こと江島大橋