- 高梁川と臥牛山を眺めて歩く、ただただ真っ直ぐな道 -
【公式案内】岡山県 > 中国自然歩道 > 吉備高原横断ルート:9.山田方谷の遺徳を偲ぶみち
【距離高度】6.7km、70-90m
【踏 行 日】2011年6月上旬
【撮影機材】OLYMPUS E-5, ZD12-60F2.8-4, ZD50-200F2.8-3.5, Panasonic LUMIX DMC-LX3
JR備中高梁駅前の通り
紺屋川の脇の車道は高梁市道本町楢井線・下町薬師院線。日本の道100選に選定
石火矢町ふるさと村の武家屋敷の通り
本コースは色々な意味でビミョウです。出発点はJR備中高梁駅から0.7kmほど北方の地点、終着点は高梁駅の隣の木野山駅ですが、コース上のみを歩いているだけでは見所は僅かで、ずっと舗装道を歩いているだけ、という状態になります。確かに方谷林公園から高梁の町を眺められたり、高梁川や臥牛山をキレイに見晴らせたりはするのですが……。
城下町・高梁は見所多き観光地。ウォーカーであれば、まずはさておき備中松山城を見ておこうと、隣のコース「備中松山城と城下町をめぐるみち」を歩き始めることでしょう。ただ、そのコースは17.4kmの山登りコース、ふるさと村へ下りてくるのは午後遅くになりがちです。すると、そこから6.7km歩いて木野山駅へ向かうか、高梁の観光地を散策して帰路につくかと考えた場合――圧倒的に後者優位。
臥牛山(480m)の4つの峰。山上に備中松山城が建つ
ユキワリイチゲが群生するという道。開花時期は春
高梁川。間際まで田が迫る
ということで、本コースを歩くならこれ、というプランニングは以下。
(1)朝、木野山駅を出発。高梁川と臥牛山を見ながら南下
(2)方谷林公園に立ち寄って、高梁の町を見晴らす
(3)ふるさと村に至り、コース歩き終了
(4)そのまま直進、2km先の備中松山城に行って帰ってくる
(5)残りの時間を使ってふるさと村や高梁の寺社を巡り、高梁駅に至る
これが逆順だと、おそらく観光地巡りに時間をかけ過ぎて、最後、時間不足となってコース歩きは省略、ということになってしまうでしょう……。
方谷林公園から見た高梁の町。町を囲う山稜線の上を「備中松山城と城下町をめぐるみち」が通っている
それに、本コースは地味すぎて、アプローチには良いのですがオマケのように歩くと疲れます。連絡路的存在かも知れません。
なお、大瀬には、サブルートで高梁川の舟渡しが示されますが、運航状況は不明。