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大平山の風に吹かれるみち

- 地道の気持ちよい"小山"と車道しかない"大山"を越える -

 

【公式案内】岡山県 > 中国自然歩道 > 吉備高原横断ルート:11.大平山の風に吹かれるみち

【距離高度】21.3km、200-698m

【踏 行 日】2010年2月下旬

【撮影機材】OLYMPUS E-620, ZD14-54F2.8-3.5II, ZD50-200F2.8-3.5, ZD9-18F4-5.6, Panasonic LUMIX DMC-LX3

有漢市場~茶堂~大平山~天福寺~加茂市場~総社宮

大平山からの展望

冬枯れの季節の大平山から西北西への展望。眼下、岡山自動車道が南北に渡る

地道

有漢の裏山へ上っていくダート道

福寿草

茶堂の植え込みに何故か福寿草

いや、本当に大平山では風に吹かれました。2月の風なので寒い、寒い……。遠く鳥取県は、雪を被った大山や蒜山の白峰も見えていました。大平山は標高698mの低山ですが、中国地方には高い山がほとんどないため、山頂から見晴らすと錯覚で高く感じます。その景色を見るために車で上ってきている人もいました。

――そう、残念なことに大平山は上りも下りも車道で済ませてしまいます。地道はまったくありません。「大平の森」もあって自然は多いのですが……ハイクコースを想像していると拍子抜けます。

ただ、山麓の雰囲気はとても良いと感じます。出発地の有漢市場もそうですし、通過する幾つもの山里もそうです。注意すべきは――加茂市場へのアクセス。'10現在では、バスは1日1便。時刻も良くないので、私は30分西に歩いて備北バス・神原バス停からバスに乗りました。そちらも、便が多いわけではありません。一方、有漢市場のバスの本数はそこそこ。

有漢市場

有漢市場の家並み

天福寺

天福寺。脇にトイレ、コース案内図あり

序盤、有漢市場の郵便局前で左折して坂を上ります。墓所横からダート道。道幅も合って、気持ちよく歩けます。道標に従って進むと車道に当たり、やがて下り坂に。

じつはその道は新道で、中国自然歩道は左側の細い旧道を辿ります。最終的には新道に合流しますが。

総社宮

加茂総社宮。杉、ヒノキ、イチョウの巨木が立つ

棚田

「めだかの里」の見事な棚田

茶堂~川関口は車道ベタ。自販機はここが最後。のほほんとした表情の警官人形が立つ交差点で右折。大平山へ向かいます。溜池下の交差点は、左に巻きながら上っていく細道に。あとは道標頼り。

大平山から下り、和田集落まで進んだところで、通行止めに遇いました。示された迂回路で、やや時間ロス。


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