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(山行年'02)

光岳てかりだけ

(2,592m)

光岳
6月中旬の光岳。聖岳山頂より見下ろす。稜線左肩の丸っこいところがイザルヶ岳

南アルプス南部の山、光岳。テカリダケ、と読みます。

ハイマツ植生の(ほぼ)南限/輝く光岩が船人を導く/南アルプス最南端/「てかりだけ」という名の山。こういうロマンチズムもあって、百名山の最後に登るのはこの山、と決めている人も多いと聞きます。

逆に、南ア縦走のついでに、という感じで茶臼岳からのピストンであっさりと済まされてしまうことも多い山であったりもします。

道の導
赤いリボンが登山路を示す
イザルヶ岳~光岳
イザルヶ岳~光岳の二重山稜を望む。光岳は消えそう。三吉ガレ付近より
山頂
雪に埋もれた山頂
「テカリダケ」
左端・易老岳からイザルヶ岳~光岳へ至る稜線。5月上旬、しらびそ峠から

私はと言えば、例によって日帰り登山を果たすべくゴールデンウィークに登ってきました。出発点は、小広い駐車スペースのある易老渡。1,470mの高低差のある、見晴らしの無い樹林帯をただひたすら登っていくと、易老岳手前からほぼ雪道となりました。例年に比べて雪は少なめ、ということでしたが……。まあ、残雪踏み抜いてもせいぜい腿までなので、威勢良くボコボコと穴ぼこ、数十個。

ただ、稜線に上がる前にガスって富士山が捕らえられなかったのが心残りでした。一生のうちに二度登るとは思えない山なので、ぜひとも富士撮影には成功しておきたかったのですけどねえ。で、下山した翌日は丸一日晴れまくっていたというわけで……。うまくいかないものです。

春のセンジヶ原
長い上りを登り切ると、そこはセンジヶ原。何もない
県営光小屋
県営光小屋を過ぎると山頂は近い(小屋はこの季節は無人)





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光岳から富士山を見よう!

光岳から東方
光岳山頂付近から東方を眺める。山並の向こうに富士山。北東~北には茶臼岳、上河内岳、さらに聖岳、赤石岳、荒川岳と続く。f=28mm相当

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