
南アルプス南部の山、光岳。テカリダケ、と読みます。
ハイマツ植生の(ほぼ)南限/輝く光岩が船人を導く/南アルプス最南端/「てかりだけ」という名の山。こういうロマンチズムもあって、百名山の最後に登るのはこの山、と決めている人も多いと聞きます。
逆に、南ア縦走のついでに、という感じで茶臼岳からのピストンであっさりと済まされてしまうことも多い山であったりもします。




私はと言えば、例によって日帰り登山を果たすべくゴールデンウィークに登ってきました。出発点は、小広い駐車スペースのある易老渡。1,470mの高低差のある、見晴らしの無い樹林帯をただひたすら登っていくと、易老岳手前からほぼ雪道となりました。例年に比べて雪は少なめ、ということでしたが……。まあ、残雪踏み抜いてもせいぜい腿までなので、威勢良くボコボコと穴ぼこ、数十個。
ただ、稜線に上がる前にガスって富士山が捕らえられなかったのが心残りでした。一生のうちに二度登るとは思えない山なので、ぜひとも富士撮影には成功しておきたかったのですけどねえ。で、下山した翌日は丸一日晴れまくっていたというわけで……。うまくいかないものです。


光岳から富士山を見よう!
